P-06-2INTERVIEWREMARKS

職人インタビュー 3つの持ち場の、署名欄。

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  3. 職人インタビュー

図面を描く人、木を刻む人、現場で納める人。3つの持ち場で、毎日なにを考えて手を動かしているのか、3人の職人に聞きました。

※登場する人物・発言はすべて架空のサンプルです。

01 — DRAWN BY

図面に描かない
「5mm」を、決めておく仕事。

森川 さきさん(架空の人物)

Q.採寸の日、最初に見るのは?

床と壁が出会う角です。メジャーより先に水平器を当てて、壁の傾きを見ます。設計事務所さんの図面は、壁がまっすぐな前提で描かれていることが多いので、傾きと搬入の通り道を見て、製作図に「ここは5mm逃がす」と書き込む。図面に描かない5mmを決めておくのが、私の仕事です。入社してからは工場で加工と取付を覚え、2023年に設計室ができたときから図面を受け持っています。

Q.取付の日は、どこにいますか?

お店の隅で、自分の描いた逃げが足りていたかを見ています。足りなかったところは、帰りの車でノートに書いて、次の図面に回します。CADは入社してから覚えました。いまは後輩の製作図に、赤を入れる側です。

DRAWN BY
設計
森川 さきさん
入社2019年・前職は住宅の設計事務所(サンプル)
森川 さきさん(架空の人物)
02 — MADE BY

1枚の板から、
木目をつないで取る。

木下 蓮さん(架空の人物)

Q.朝いちばんの仕事は?

木取りの前に、その日の板を並べて木目を見ます。カフェのカウンターの天板は、1枚の板から続けて取って、継ぎ目をまたいで木目がつながるように並べました。木目の向きと節の位置に鉛筆で印をつけてから、NCルーターに載せます。

Q.飲食店から木工へ。最初の1年は?

包丁は研いだことがありましたが、鉋の刃はまったく別物でした。最初の1年は先輩と組んで、刃の研ぎ方と、製作図の読み方を教わりました。いまは自分の家具づくり制度で、実家の食器棚の扉を組んでいるところです。

MADE BY
製作(加工)
木下 蓮さん
入社2022年・前職は飲食店(サンプル)
木下 蓮さん(架空の人物)
03 — FITTED BY

最後のすき間を合わせるのは、
現場に行く人の役目。

杉本 剛さん(架空の人物)

Q.取付の日の段取りは?

お店の取付は、閉店後の半日が多いです。前の日に工場で一度すべて組んで、扉のすき間と引き出しの動きを確かめてから分解して積みます。現場では、壁のゆがみに合わせてフィラーを鉋で削り、最後のすき間をそろえる。照明をつけて、扉の線が一本にそろったら、やっと片付けに入れます。

Q.若い人に、最初に教えることは?

水平器の泡の読み方です。泡が線の間のどこで止まるかを、目の高さで見る。家具の産地で育ったので、道具の手入れは親父から教わりました。今度は自分が教える番です。

FITTED BY
組立・取付 班長
杉本 剛さん
入社2008年・家具の産地で育つ(サンプル)
杉本 剛さん(架空の人物)

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