
Electric & Control Engineering
※年度によって採用しない持ち場もあります。
01
発電機から照明1灯まで、船の中を流れる電気の道筋を決めます。配電盤の容量、ケーブルの太さと通り道、非常時に切り替わる電源。図面の上で、1隻ぶんの電気の地図を描く仕事です。
02
建造中の船に配電盤や計器を据え付け、ケーブルを敷いてつなぎます。機関室、操舵室、居住区。図面が実際の電気になる現場で、職人さんと一緒に段取りを組みます。
03
エンジンや発電機を自動で見張る監視システムや、自動運航の研究を担当します。センサーの値をどう読み、いつ人に知らせるか。船の判断の仕組みをソフトとハードの両方から組み立てます。
04
モーターで走る電気推進や、大容量の蓄電池を積んだ船の電力系統を設計します。煙を出さない船を実際に海へ出すために、いま最も人が足りない分野の一つです。
05
完成した船の電気が設計どおりに動くかを、岸壁と海の上で確かめます。発電機を止めたとき非常用電源が何秒で立ち上がるか。全部の計器を1つずつ試して、船主さんへ引き渡します。
06
洋上風力の建設や保守に使う作業船の、電源とクレーン、位置を保つ制御装置をまとめます。波の上で船を止めておく技術は、陸の設備とはまったく別の面白さがあります。
07
定期点検で戻ってきた船の電気設備を調べ、古くなった機器を入れ替えます。限られたドックの日数の中で、海外の船主さんや乗組員と相談しながら工事を進めます。
船の電気は、発電から使うところまでが1つの船の中で完結しています。発電所と送電網と工場と住まいを、まとめて設計して、つないで、試す。電気の仕事の全体を、若いうちから一続きで経験できます。
電気推進のモーター、船の位置を保つ制御、LNGを冷やし続けるための電力。海の上ならではの設備に、大学で学んだ電気・電子・情報の知識がそのまま効いてきます。
入社2年目で試運転に乗る人も珍しくありません。海の上で、自分が関わった配電盤から電気が流れ、船が走り出す。その手応えを、早いうちに味わえます。

電気艤装/2024年入社
渡辺 湊
初めての船で受電に立ち会ったとき、真っ暗な機関室に照明がともりました。大学では電気回路の理論ばかりでしたが、ここでは自分がつないだ1本のケーブルが、明日の作業の明かりになります。わからないことは毎日ありますが、配線図を持って現場を歩くと、答えはだいたい船の中にあります。
波多野 葵/2020年入社
入社前は、船の電気がこんなに多いとは思っていませんでした。LNG運搬船1隻で、配電盤は何十面にもなります。全部を頭に入れるのは無理なので、つながりを図で整理するのが仕事の半分です。整理がきれいに決まった図面は、現場から質問が来ません。それがいちばんうれしい評価です。
汀 修平/2016年入社
試運転では、わざと発電機を止めて、非常用の電源が立ち上がるまでの時間を測ります。秒単位の世界ですが、ここで手を抜くと、いつか海の上で誰かが困る。引き渡しの朝、全部の項目に印が付いた検査表を船主さんに渡すとき、この仕事を選んでよかったと思います。
潮谷 真帆/2022年入社
大学院では情報工学を学んでいて、造船会社は選択肢にありませんでした。説明会で自動運航の研究を知り、ソフトウェアの判断が何万トンもの船を動かすことに驚いて入社しました。研究室と海の上を行き来する仕事は、ほかではなかなかできないと思います。
波江 陸/2018年入社
修繕では、図面が残っていない古い船も来ます。ケーブルを1本ずつたどって、どこにつながっているかを調べるところから始まる日もあります。謎解きのようで、正直かなり好きです。乗組員の方に英語で説明する機会も多く、入社してから英語が上達しました。
潮本 啓介/2012年入社
ゼロエミッション船の電力系統を担当しています。エンジンの代わりに電池とモーターで走る船は、まだ世界でも数が多くありません。前例が少ないぶん、若手の意見がそのまま設計に入ることもあります。電気を学んだ人にとって、いちばん面白い時期の造船所だと思います。
汀川 結衣/2017年入社
作業船は、波の上で同じ位置に止まり続けないといけません。風と波を読んで、何台ものスラスターを少しずつ動かす。その電源と制御をまとめています。初めて海の上で風車の真下まで行ったとき、自分の仕事のスケールがやっと実感できました。
※登場する人物・数値はサンプルです。